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『お札のデザイン』について。

こんにちは。

新元号「令和」の時代が始まり、早1ヶ月が経ちました。

令和元年の初コラムということで、気持ちも新たに臨みます。

さて今回のテーマは『お札のデザイン』について。

先日、政府が2024年度を目処にお札のデザインを変更すると発表しました。

 

1万円の表は、渋沢栄一氏 裏は東京駅

5千円の表は、津田梅子氏 裏は藤の花

千円の表は 北里柴三郎氏 裏は北斎の富嶽三十六景からおなじみの「神奈川沖浪裏」です。

1万円札はなんと40年ぶりに、福沢諭吉さんから肖像画が変わります。

5千円札と千円札は2004年以来15年ぶりです。

デザイン変更の理由は、偽造抵抗力強化の為だそうで、世界で初めて3Dのホログラムを入れたり、

”企業秘密”の高度なインクを使うなど、ハイテクを駆使する予定なのだそう。

 

図案もですが、何と言っても今回の特徴は、

今までお札の真ん中に漢数字で書かれていた「壱萬円」「五千円」「千円」の文字が大きな英数文字に変わったことではないでしょうか?

外国の方やお年寄りにもやさしい「ユニバーサルデザイン」の考え方を取り入れ、漢数字から英数字メインになったそうです。

 

ん?…ユニバーサルデザイン?

 

どこかで聞いたことがある方もいらっしゃるのでは?

『聞いたことはあるけど詳細はよくわからない…。』

 

そんな方のためにおおまかにご説明をば。

 

 

ユニバーサルデザインとは!?

 

ユニバーサルデザインとは、ざっくり言えば、

『特定の人だけではなく、みんながいっしょに、使いやすいデザイン(考え方)』のこと。

 

老若男女、障がいがある人もない人も、誰もが同じように便利に使えるように、

製品・建物・空間、情報、サービスなどをデザインしていこうということなのです。

すてきな考え方ですね。

 

仕事柄、色や文字の書体(フォント)に日々触れるのですが、

誰にでも読みやすいよう配慮されたユニバーサルデザインフォント(UDフォント)や

色弱の方でも色の判別がしやすいカラーユニバーサルデザイン(CUD)など、

その考え方は世間一般でも広がりを見せてきています。

そういう考えを含めながらデザインを生み出していけるよう日々精進です。

 

新札、個人的にはなんだかお札の重厚感(?)がなくなった気もしていますが…。

そこは初見での違和感であって、実際に新紙幣が出回れば徐々に浸透して受け入れていくのでしょうね。

 

なんだか現物をみるのがとても楽しみになってきました!

…そのためはお給金をいただかなければいけない訳で。

せっせと働こうと改めて誓う令和元年初コラムでした。

 

拙文失礼いたしました。

ありがとうございました。

 

制作部㋓

 

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